「ダニ捕りシート(ダニ取りシート)」の効果や使い方について話します。
「ダニ捕りシート」は目に見えないダニを退治するための商品であり、効果ない、デメリットがあるんじゃないかと思われがちです。
効果の正確性が目に見えないダニ捕りシートの効果の根拠とは何か、そして効果的な正しい使い方を私の経験を元に解説致します。
「ダニ捕りシート」が効果なしと思われてしまう理由とは何なのか。
ダニ捕りシートの効果について
「ダニ捕りシート」の効果については、「ダニ捕りシート」の種類にもよります。
- 粘着タイプのダニ捕りシート
粘着タイプは、その名の通りゴキブリホイホイのようにシート内に誘引したダニを粘着面で生け捕りにするシートです。
- 閉じ込めタイプのダニ捕りシート
閉じ込めタイプのシートは、特殊な構造で侵入してきたダニを逃さないというものです。迷路のようなものと考えて良いと思います。
- 乾燥タイプのダニ捕りシート
乾燥タイプのシートは、誘引剤でシート内にダニを誘引し、シートの内部にある乾燥剤を使用してダニを弱らせるという仕組みです。
ダニは高温多湿を好む生き物ですが、極度の高温には耐えられません。温度が60℃以上になるとダニは死滅します。またダニは乾燥状態にも弱く、湿度が50〜55%以下の環境になると生きられないとされています。
引用元:北海道セキスイハイム
それぞれの「ダニ捕りシート」の種類別の効果はこのようになります。
全ての「ダニ捕りシート」に共通した効果があるとすれば、それはダニをシートに誘い出す“誘引剤”の効果です。この誘引剤に関しても各社色々な成分を採用しています。
「ダニ捕りシート」の効果の特徴は大きく別けて上記のようなタイプがありますが、どれも基本的な使い方は同じです。
ダニ捕りシートが使える場所
先ずは「ダニ捕りシート」が使用可能な場所一覧になります。
「ダニ捕りシート」はこれらの場所で使う事ができます。
「ダニ捕りシート」とひと言で言っても色々と種類がありますが、ダニコロリも含むどの「ダニ捕りシート」でもこれらの場所で使用可能です。
世の中で販売されている「ダニ捕りシート」はチリダニやコナダニ、ツメダニを捕らえる物なので、ダニ捕りシートはそれらのダニが生息する場所で使用可能です。マダニやアカダニに関してはダニ捕りシートは効果がないのでご注意ください。
ダニ捕りシートの効果的な使い方
「ダニ捕りシート」の効果的な使い方をお話しします。
「ダニ捕りシート」は基本的にはダニが気になる場所に置くだけの商品です。
ベッドなど布団で使用する場合は、シーツの中に「ダニ捕りシート」を入れる形で置きます。
私はダニアレルギーで悩んでおり、寝室のベッドの上にいると身体が痒くなってしまうのでベッドの上のダニを退治するために「ダニ捕りシート」を使いました。
※私が使用したダニ捕りシート「ダニコロリ」の詳しい使い方や口コミ体験談は下記記事を参考にしてください。
ベッドでの効果的な使い方
ダニ対策を考えると、寝室のダニ対策がメインになってくるかと思うので、私のベッドでの効果的な使い方を参考にしていただけると幸いです。
先ず、「ダニ捕りシート」の効果の範囲は商品にもよりますが、殆どが畳1帖分です。
そして、5月、6月、7月、8月、9月などダニの繁殖がピークの時からダニ対策を始めるとなると、いくら効果の範囲が広くてもダニ被害を減らすには時間がかかってしまいます。
ダニが増えるのは梅雨の時期
ダニが増えるのは、気温20~30℃かつ湿度60~80%の環境※。つまり、梅雨の頃から夏にかけてはダニが急激に繁殖する時期です。ダニの繁殖に適した条件が整うと、1組のつがいが4ヵ月でなんと約450万匹にも増えてしまいます。
※全てのダニに当てはまる条件ではありません。
引用元:アース製薬
なので、シートを1枚ではなく2枚使用します。複数枚同時に使用する事が効果的なのです。
「ダニ捕りシート」は1箱に複数枚シート同梱されている商品が殆どなので、1箱で問題なく使用できます。
ベッドの枕部分と、足元に1枚ずつ置く事により、ダニをベッドの上下で効果的に捕獲する事が可能になります。実際に私はこのように使用して、ダニ対策をした結果、2ヶ月目から効果を実感する事ができました。
ダニアレルギーが気にならなくなってきてからも、寒くなるまでは「ダニ捕りシート」を使用し続けました。
そうする事により、「ダニ捕りシート」の効果のお陰でダニ被害から免れる事ができました。
ダニ対策は、まだ涼しい2月や3月から行うのが効果的なので、なるべく早くから対策するようにしましょう。早く対策をする程効果的で、対策が遅れれば遅れる程、ダニ退治には時間がかかってしまいます。
また、「ダニ取りシート」を布団に使用する詳しい置き方などの対策は下記記事で紹介しているので、参考にしてください。
ダニ捕りシートの使い方の注意点
これは「ダニ捕りシート」全般に言える事なのですが、ダニ捕りシートを置くだけで、ダニアレルギーは無くなりません。
ダニアレルギーでお悩みの場合は、必ず掃除や洗濯を行ってください。何故なら、ダニのアレルゲンというのはダニの死骸や糞だからです。
ダニアレルギーは、ダニのフンや死骸が原因となって、くしゃみ・鼻水などのアレルギー症状を引き起こす病気です。目や鼻などから体内に侵入したダニのフンや死骸を撃退するため、免疫機能が過剰に働くことで起きる病気で、花粉症などと異なりピークとなる季節がありません。ダニアレルギーの原因になるのは主にヤケヒョウダニとコナヒョウダニですが、このダニは家に一定数潜んでおり、完全に撃退することは困難です。しかし、適切な予防策を講じることでダニの数を減らし、発症をおさえたり、症状を軽減させることができます。
引用元:おおたかの森こどもクリニック
「ダニ捕りシート」はあくまで生きたダニを捕獲するものであって、ダニの死骸や糞を綺麗にする効果はありません。
ですので、定期的な掃除や洗濯は必ず行うようにしましょう。
空気清浄機でも多少の効果はありますが、空気清浄機で全てのダニの死骸や糞を取り除く事は不可能なので、掃除や洗濯は必要不可欠です。
「それじゃ掃除や洗濯だけしてればダニアレルギーは出ないんじゃないの?」
と思われるかもしれません。もちろん毎日掃除や洗濯を行っていればダニ捕りシートを使用する必要はないかもしれません。
しかし、毎日掃除や洗濯を行うのは正直面倒ですし、厳しいですよね。それにピーク時のダニは布団に数十万匹や数百万匹生息していると言われています。
寝具の中にはどれくらいダニがいるのでしょうか。私はいろいろな家のふとんの中の綿の中のダニを数えました。その結果、敷きふとんの場合は、1枚にだいたい30万匹、多いふとんだと100万匹を超えるダニが検出されました。その上で寝ているのだと思うとぞっとします。
また、ある家庭の寝具の調査では、チリやほこり1グラムあたりのダニの数は、敷きふとんが2138匹、掛けふとんが1664匹、枕1536匹でした。
引用元:東洋経済オンライン
数十万匹や数百万匹もダニが生息していると、ダニの死骸や糞は次々と出てくるので、掃除や洗濯も追い付かなくなってきます。
なので、生きたダニを効果的に捕獲できる「ダニ捕りシート」の使用が必ずと言って良い程必要なのです。
なるべくお金をかけずにダニ対策が出来れば一番なのですが、ダニ対策にダニ捕りシートは必要不可欠です。掃除や洗濯もそんなに頻繁にできませんし、そういった手間を省くためにもダニ捕りシートはメリットが大きいです。
【合わせて読みたい】
ダニ捕りシートのデメリットについて
「ダニ捕りシート」のデメリットというデメリットは、正直ありません。
あえてデメリットだと挙げるとすれば
- ダニアレルギーが治ると思ってしまう
- すぐに効果が出ると思ってしまう
- 効果がわかりずらい
- 効果が出るまで数ヶ月かかる
といったところだと思います。
つまり、「ダニ捕りシート」について正しい知識がないと、ダニ捕りシートに期待し過ぎてしまうというのが一番のデメリットだと思います。
「ダニ捕りシート」は生きたダニの捕獲には有効ですが、シートの大きさと布団のサイズを比較していただければ納得していただけるかと思うのですが、とても1枚のシートに数十万や数百万ものダニは納まりません。
なので、効果的な使い方でお伝えしたように、複数シートを使用し、なるべく早い時期から「ダニ捕りシート」を使用するのがポイントです。
もし毎年ダニアレルギーなどで悩まされているのであれば、2月や3月の早い時期から直ちに使用してください。
それがダニ対策に一番効果的です。
私と同じようにダニでお悩みであれば、是非早いうちから「ダニ捕りシート」の使用をご検討ください。数あるダニ捕りシートの中でも私が使用した「ダニコロリ」が本当におすすめです。
ダニ捕りシートの効果と使い方まとめ
- Qダニ捕りシートはどこで使えますか?
- A
ダニ捕りシートはベッドや布団、枕など寝具まわりとソファやカーペットなどリビングのもの、靴箱やタンス、衣装ケースなどでも使用可能です。
- Qダニ捕りシートにはどのような種類がありますか?
- A
粘着タイプ、閉じ込めタイプ、乾燥タイプのダニ捕りシートがあります。
- Qダニ捕りシートの効果的な使い方はありますか?
- A
あります。布団で使用する場合など、シートを1枚だけ使用するのではなく、同時に2枚など、複数枚使用する事をおすすめします。
- Qダニ捕りシートの使用で注意点はありますか?
- A
ダニアレルギーでお悩みの場合、ダニ捕りシートは生きたダニを捕まえる商品なので、ダニアレルギーの原因となるダニの死骸や糞は取り除けません。ダニアレルギーでお悩みの場合はダニの死骸や糞は洗濯や掃除で綺麗にしましょう。
- Qダニ捕りシートを使うのにデメリットはありますか?
- A
デメリットがあるとすれば、効果がすぐに出ない事です。とくにダニがピークに増える梅雨や夏の時期は、既にダニ被害を感じている場合は数ヶ月かかる事もあります。アレルギー症状の場合はダニ捕りシートを使用しながら掃除や洗濯もこまめに行いましょう。
「ダニ捕りシート」の効果や使い方をまとめるとこのようになります。私が使用した「ダニコロリ」はダニ捕りシートの中でも一番におすすめできるシートなので、ダニにお悩みの場合は是非試してみてください。
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